Himeno ベンチマーク

先端計算・通信センターの姫野龍太郎先生によって、このベンチマークは非圧縮性流体解析コードの性能を評価するために開発されました。このベンチマークプログラムは、ヤコビ反復法を使用してポアソン方程式の解を求める際の主要ループで測定を行います。

コードが非常にシンプルで、コンパイルや実行が容易なため、ユーザーは実際の速度(MFLOPS単位)をすぐに測定できます。

「Himeno ベンチマーク98」から「himenoBMTxp」にソースコードを改良し、異なる性能による計算時間の差異を減少させることを目指しました。Fortran版に関しては、コードのカーネルを旧バージョンから変更していないため、以前のバージョンの結果と本バージョンの結果を比較できます。ただし、C版については配列の宣言方法を変更しているので、Fortran版との整合性を保つために注意が必要です。(2001年12月)

Himeno ベンチマークは、LGPL2.0またはそれ以降のバージョンのもとで利用可能です。